菅義偉首相 退陣の一択

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【菅首相退陣を報じる2021年9月4日朝刊各紙の一面】

*菅義偉(よしひで)首相は、次期自民党総裁選への不出馬を表明。2020年9月16日に第99代内閣総理大臣に就任してから約1年の短命で菅内閣は退陣することになりました。

*病気静養を理由に辞任した安倍晋三前首相の後を引き継いだ菅内閣。直後の内閣支持率はどこも60%超えで、出だしは順調のように見えました。携帯電話料金引き下げ、カーボンニュートラル、不妊治療への公的医療保険適用の推進は「国民のために働く内閣」に沿った政策であったものの、一方で日本学術会議会員の任命拒否の問題化、長男が勤める東北新社側から総務省幹部が接待受けたことの発覚、コロナ感染が拡大するなかで経済喚起策「GO TO トラベル」の続行、日常化した緊急事態宣言発令による国民の疲弊、東京五輪・パラリンピックの強行、生煮えのデジタル庁創設など民意との乖離は広がるばかりでした。

*収束の目途が立たない新型コロナ感染の対処は後手後手に回り、菅首相の最重要政策であるワクチン接種の遅れや混乱、「自助」を強いる医療崩壊を目の当たりにした多くの国民は、現実を直視せず説明責任を果たそうとしない政権に三下り半を突きつける事態に。結果、直近の内閣支持率は26%(毎日新聞8月26日)へと下落。

*これまで主要選挙で連敗を喫する菅首相の看板では目前の衆院選は戦えないと、自民党内からも続投への異論が噴出、民意も離れ八方塞さがりの立往生に陥った末、総裁選出馬断念一択しか残らなかった菅首相。9月30日に自民党総裁任期満了と同時に首相の座を去ります。

*突然の辞意表明後の3日の東京株式市場は午後から買いが膨らみ日経平均株価は2カ月ぶりに2万9千円台を回復。首相交代が、与党大敗による不安定リスクの懸念回避を期待する投資家心理を温めたとは、安倍首相退陣時とは対照的な現象が起きました。

*総選挙のスケジュールは衆院議員任期満了による場合は11月14日までに、衆院解散による場合は11月28日までに行われる見通しです。

*街角で見られる衆院選向けポスターの菅首相。笑顔の拝顔は初めてです。


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